バラは庭を美しく彩るガーデニングの主役として、多くの愛好家に親しまれています。耐病性や花の形状、香り、育てやすさなど、選ぶ際のポイントは多岐にわたります。このサイトでは、ガーデニングやバラの育て方に関する専門情報をお届けしており、この記事では特に注目すべき代表的なバラのブランドについて、その特徴と魅力、さらに代表的な品種をご紹介します。
1. デビッド・オースチン（David Austin）
特徴：
デビッド・オースチンは、イギリスを代表するブランドで、イングリッシュローズと呼ばれるクラシックな花形と豊かな香りが特徴です。オールドローズの美しさと現代バラの耐病性や育てやすさを融合させた品種が揃っています。
人気の理由：
- 華やかでロマンチックな花形と多彩なカラーバリエーション。
- 強い芳香を持つ品種が多く、庭に立体的な魅力を加える。
- 四季咲き性が高く、長期間楽しめる。
代表的な品種：
- グラハム・トーマス（Graham Thomas）：鮮やかな黄色の花で、香りも強く、長年人気のある品種。
- ジュード・ジ・オブスキュア（Jude the Obscure）：カップ咲きのクリームイエローが特徴で、フルーツを思わせる豊かな香りが魅力。
2. コルデス（Kordes）
特徴：
コルデスは、ドイツの老舗ブランドで、育種において特に耐病性を重視しています。花の美しさと丈夫さを兼ね備えたバラが多く、プロのガーデナーにも評価されています。
人気の理由：
- 病気に強く、初心者でも安心して育てられる。
- 多様なカラーバリエーションと花形。
- 寒冷地でも耐えられる耐寒性の高さ。
代表的な品種：
- ノヴァーリス（Novalis）：ライラック色の大輪が美しく、耐病性と耐寒性に優れた品種。
- クリスティアーナ（Christiana）：カップ咲きの純白とピンクの花が特徴で、甘い香りと丈夫さを兼ね備えた品種。
3. メイアン（Meilland）
特徴：
フランスの名門ブランドで、エレガントなフォルムと独特の香りが魅力です。有名な品種「ピース（Peace）」は、戦後の平和の象徴として世界中で親しまれています。
人気の理由：
- 高貴なフォルムと華やかな花色が庭をゴージャスに演出。
- 香り豊かなフレグランスローズが多い。
- 品種の多くが剪定や管理がしやすい。
代表的な品種：
- ピエールドゥロンサール（Pierre de Ronsard）：世界バラ会連合殿堂入りの超有名品種。ほぼ一期咲きだが、壁面に仕立てた大株が一斉に咲く姿を見て憧れてバラを始めた人も多いのでは。美しく咲かせるには定期的な消毒が必須で、思ったほど簡単ではない。
- ルージュピエールドゥロンサール（Rouge Pierre de Ronsard）：真っ赤なカップ咲きのつるバラ。香りも良く、耐病性もありピエールドゥロンサールよりもおすすめ！
4. 河本バラ園（Kawamoto Rose Nursery）
特徴：
河本バラ園は日本を代表する育種家ブランドで、日本的な繊細で芸術的な品種が特徴です。やや難しい品種が多いイメージですが、最近は耐病性の高い品種も登場しています。
人気の理由：
- 日本の庭に馴染む優美なデザインと色合い。
- 独特の柔らかな香りと花形が特徴。
- 管理がしやすく、家庭のガーデニングに最適。
代表的な品種：
- ガブリエル（Gabriel）：「ヘブンシリーズ」と呼ばれる天使の名を持つシリーズ。シルバーグレイの美しい花と香りで特に女性からの人気が根強いが、耐病性・樹勢が弱く難関種としても有名。
- ラ マリエ（La Marié）：優しいピンクのフリルの花びらが美しい。香りもさわやか。比較的育てやすい。
5. ・オリエンティス（Rosa Orientis）
特徴：
ローザ・オリエンティスは、日本の気候風土に特化したブランドで、四季咲き性や育てやすさに重点を置いています。庭植えや鉢植えのどちらでも楽しめる品種が多いです。
人気の理由：
- 四季咲き性が高く、年間を通じて花を楽しめる。
- 和洋問わず庭のデザインに馴染むバラが多い。
- 病害虫に強い品種が多く、初心者に最適。
代表的な品種：
- マイローズ（My Roses）：新時代のバラの代名詞。鮮やかな赤い花が絶え間なくよく咲く。圧倒的な耐病性の高さが特徴。香りはあまり強くない。
- シルクロード（Silk Road）：オレンジからコーラルピンクのロゼット咲きで、フルーツの強香。シュラブ樹形でつる仕立てにも向く。耐病性も非常に強く、環境によっては無農薬でもよく育つ。
6. デルバール（Delbard）
特徴：
デルバールは、フランスのブランドで、色彩豊かな「画家シリーズ」が特に有名です。バラの花弁に絵画のような模様があり、他にはない個性的な美しさを誇ります。
人気の理由：
- 個性的な模様と鮮やかな色合いで庭をユニークに演出。
- 強い芳香を持つ品種が多く、庭全体を香りで包む。
- 丈夫で育てやすく、長い間花を楽しめる。
代表的な品種：
- クロード・モネ（Claude Monet）：ピンクと黄色の混ざった花色が印象的。
- エドガー・ドガ（Edgar Degas）：赤や黄色の斑入り模様が特徴。
まとめ
それぞれのバラブランドには、ガーデニングの目的や環境に合わせた特性があります。デビッド・オースチンのロマンチックなイングリッシュローズ、コルデスの耐病性、河本バラ園の芸術的なデザインなど、どれも魅力的です。このサイトでは、さらに具体的な育て方や管理方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
